豊田合成の2015年3月期第3四半期連結決算は、売上高が5349億7900万円で前年同四半期比2・8%増、営業利益は296億800万円で同10・6%減、経常利益は334億2100万円で同7・0%減、四半期純利益は183億5700万円で同17・8%減の増収減益となった。
自動車部品事業では、国内の消費税増税後の需要減少やタイでの自動車生産台数の減少があったものの、米州での自動車販売が堅調に推移したことや、豊田合成メテオールを新規連結したことなどにより、売上高は4944億3900万円で同6・5%増となった。利益については、新興国での製品構成悪化や米州の新拠点での操業準備費用などにより、セグメント利益は280億円で同10・4%減となった。
オプトエレクトロニクス事業では、タブレット向けLEDのモデル切換に伴う販売減少などにより、売上高は320億7000万円で同23・8%減となり、セグメント利益は11億7300万円で31・2%減。
その他の事業では、携帯電話筐体の販売減少などにより、売上高は84億9200万円で同39・6%減となったが、歩留り向上などの原価改善により、セグメント利益は4億3400万円で同182・5%増となった。
通期の連結業績予想は、前回(14年10月31日)公表の数値から変更なく、売上高が6800億円 で前期比1・4%減、営業利益が380億円で同13・2%減、経常利益が390億円で同14・9%減、純利益が210億円で同19・9%減を見込んでいる。