丸尾カルシウムの2015年3月期第3四半期連結決算は、売上高が84億円で前年同期比6・7%増、営業利益は2億2400万円で同40・7%減、経常利益は3億3400万円で同32・4%減、四半期純利益については2億2800万円で同28・8%減となった。
営業利益については、原材料費・電気料金の値上がりに対して製品価格への転嫁を進めたが、生産体制の充実を図った設備投資による減価償却費の増加を吸収するには至らず、大幅な減益となった。経常利益についても、為替差損益、社債発行費用などにより、3割減となった。
通期の連結業績予想については、当初予想からの変更はなく、売上高が108億円で前期比0・4%増、営業利益が2億4000万円で同46・0%減、経常利益が3億円で同48・3%減、当期純利益が1億9000万円で同50・9%減を見込んでいる。