三菱樹脂は2月9日、グループ会社のダイヤプラスフィルムとエムケーブイ四日市を4月1日に統合すると発表した。
主に産業用途に使用されている軟質の塩化ビニルフィルム・シート及びポリオレフィンフィルムの事業体制のさらなる強化が目的。ダイヤプラスフィルムがエムケーブイ四日市を吸収する形で統合する。
ダイヤプラスフィルムは、土木・建材や情報電子、自動車、医療などに使用される軟質の塩化ビニルフィルム及びポリオレフィンフィルムやラミネート製品(二次加工製品)などの産業用フィルム・シートの製造・販売を行っている。同社の事業では、一部製品を同じ三菱樹脂グループでフィルム・シートの製造受託を行っているエムケーブイ四日市に製造委託をしていたが、製造・販売・技術の一体運営の実現により顧客からの信頼性向上と事業の意思決定の更なる迅速化を図るべく、4月1日付けでダイヤプラスフィルムとエムケーブイ四日市を統合する。これにより業務効率の向上、情報・技術の共有化、人材の有効活用を進めるとともに、経営のベクトルと組織の一体感を深めていくことにより、競争力のさらなる強化とユーザーに密着した商品開発に一層注力していくとしている。
統合後の資本金は3000万円となる。本社は愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地。代表者は取締役社長山田恒久氏。売上高は約100億円。従業員は約170名。拠点は、支店が東京、大阪。工場が養老(岐阜県養老郡)、名古屋、四日市。取り扱い製品は軟質塩化ビニルフィルム・シート
、無延伸ポリオレフィンフィルム、軟質塩化ビニルラミネートフィルム。