西川ゴムの4~12月期 増収も2ケタ減益に

2015年02月12日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の2015年3月期第3四半期連結決算は、売上高は620億7800万円で前年同期比4・8%増、営業利益は28億1600万円で同55・4%減、経常利益は30億6300万円で同56・7%減、四半期純利益は13億1300万円で同70・3%減となった。

 自動車用部品では、国内販売は消費税増税などによる落ち込みがあったものの、米国の堅調な売上に支えられ、売上高は587億9800万円で同5・8%増。しかし利益については、米国における高操業に対応する改善のための費用増加、メキシコ・インドネシアでの量産対応費用の増加、タイで生産台数減少による計画未達、国内においては新製品立ち上がりや工程変更などが重なり、生産性についての指標が計画通り向上していないことによる労務費関連や原材料の消費量の増加など、様々な要因が影響した結果、営業利益は25億4000万円で同56・1%減となった。

 一般産業資材については消費税増税後の反動減が見られ、グループ全体として売上高は32億8000万円で同9・7%減となった。それに加え一部グループ内の事業分担の見直しなどにより増加した一時的費用が影響し、営業利益は2億7600万円で同47・3%減となった。

 通期の連結業績予想は、売上高を上方、利益はいずれも下方修正した前回(14年11月11日)発表からの変更はなく、売上高が833億円で前期比0・7%増、営業利益が51億円で同42・3%減、経常利益が55億円で同41・3%減、純利益が28億円で同54・8%減を見込んでいる。

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