葛飾区が主催した「第1回 町工場見本市」が2月12~13日の両日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催された。葛飾区内の中小製造業者を中心に、約100の企業・団体が出展した。
ゴム関連企業の出展は以下の通り。
◆葛飾ゴム工業会
同ブースでは、伸光ライフサポートが抗菌および消臭などの効果がある燃成カルシウム配合シート並びにナノプラチナ複合シリコンゴムシート、太陽ゴム工業が医療用・食品用など各種ゴム・スポンジゴムの金型成型品、タグチゴムが同社の取り扱う皮膚に優しいいシリコンゴム製「ラバースリッカーブラシ」、東亜製作所が同社の打ち抜き型による打ち抜きのゴム製品、精工パッキングがビクトリア型による平板打ち加工などをした加工製品など、それぞれの会員の強みを紹介した。
◆三協物産
検査効率を向上する「3Dデジタルマイクロスコープ(キーエンス製)」を中心に紹介した。
従来、目視に頼っていた「ゴム薄物成形部品の変形検査」だったが、同製品を使用することで検査工程の効率化が実現し、コストダウンに寄与するなど顧客満足が高まることを訪問者に提案した。
◆亀戸ゴム工業
同社の強みである極薄ゴムシートの応用事例などを展示した。
同社の極薄ゴムシート「トータススインナー」は0・1㎜から対応できることをPR。またEPT―MGS(ソリッドタイプ、スポンジタイプ)のゴムシートを使い、ブックカバー、ポーチなどにも応用できることを紹介した。
◆杉野ゴム化学工業所
同社は、熱を加えると固まるシリコンゴム粘土を使った「手作りキット」(試作品)を中心に展示した。
ブースにはホットプレートを用意して、来場者にゴム粘土の製作を体験させていた他、昨年、葛飾区内の中川での浄化活動の試験調査に参加した「川底探査カメラ」も展示した。
◆右川ゴム製造所
今回は高復元、超発泡など機能性の高いゴム製品を各種展示した。
量産を開始した