西部ゴム商組の工業用ゴム商工新年互礼会は19日午後5時30分から、ホテル日航大阪「鶴の間」で会員企業の代表、メーカー代表ら多数が参加して盛大に行われた。 冒頭あいさつに立った波岡卓視理事長は、現在の経済概況について触れ「本年は円高、株安、デフレの3拍子揃った状態でスタートし、お先真っ暗とする経済 学者もいるようだが、後半には良くなるのではないかとの希望を込める人が多いようだ。日本の成長率はアジアの新興国に比べると小さいが、欧米の先進国との 対比では良い結果も表れており、新年のスタートに当たって前向きに考えていきましょう。 組合活動では本年は創立32周年となるが、昨年40周年に向けた活動プログラムを作成したので、現在までの路線を踏襲し、少しずつ改善を図っていきた い。本年の具体的な活動としては、人材育成が大きな課題でもあり、新たに発足した次世代経営者の会の活動の一層の充実や販売における品質保証体制、職場の 労務管理などについて階層別でのセミナー・勉強会の実施や好評の商品説明会を継続実施していく。本年も引き続きご指導をお願い申し上げる」などと語った。 引き続きメーカーを代表して大阪ゴム工業会の新田長彦会長が登壇し「商業組合は創立30周年を経過、次の40周年に向けて事業を進められているが、継続 は力なりであり、敬意を表する。これまで色んな波があったことと思われるが、会員の皆様が一意団結して難局を乗り越えてこられた。ゴム製品は自動車や家電 をはじめほとんどの産業にかかわっており、メーカーも商業者の皆様の力を借りて最終ユーザーに喜ばれる商品作りに邁進していく所存でおり、引き続きご協力 をお願い申し上げる」などと年頭に当たっての祝辞を述べた。 このあと組合相談役の加藤公三氏の乾杯の発声で新年を祝う宴に移り、テーブルを囲んで懇親が繰り広げられた。
2011年01月17日