ブリヂストンは2月17日、東京・南麻布の同社グローバル研修センターで津谷正明CEO兼会長、西海和久COO、江藤彰洋CFOが出席し、2014年12月期決算発表会を開催した。14年度の連結売上高は3兆6739億6400万円で前期比3・0%増、営業利益は4780億3800万円で同9・1%増、経常利益は4632億1200万円で同6・5%増、当期純利益は3005億8900万円で同48・8%増となり、売上・利益ともに過去最高となった。
売上高はタイヤ販売数量が増加したことに加え、円安効果もあって増収となった。営業利益については、原材料市況連動性契約による売値の改定や一部市場での売値の低下、鉱山車両用タイヤの販売減などがあったものの、円安と天然ゴムをはじめとする原材料・素材価格の低下により増益となった。純利益は、特別損失の影響があった前期に比べ大幅増となっている。
部門別では、タイヤ部門の販売本数は、国内は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要などにより、乗用車、小型トラック用、トラック・バス用のいずれも前年を上回った。
米州でも北米タイヤ事業で乗用車、小型トラック用、トラック・バス用が前年を上回り、欧州では乗用車と小型トラック用が前年を下回ったものの、トラック・バス用は前年を上回った。
アジア・大洋州では乗用車と小型トラック用が前年並み、トラック・バス用は前年を上回った。中国では乗用車と小型トラック用が前年を上回ったが、トラック・バス用は前年を大幅に下回った。
また特殊タイヤについては、