原料メーカー11社の15年4~12月期 合成ゴム・エラストマー動向

2015年03月02日

ゴムタイムス社

 合成ゴム・化学メーカー11社の2015年3月期第3四半期決算から、合成ゴムとエラストマー事業の現況をピックアップした。汎用合成ゴムの海外市況悪化が浮き彫りとなった。各事業部の売上高にエラストマーの売上が含まれている。

 ◆JSR
 合成ゴムの販売量は、期前半の落ち込みから回復傾向にあるが、9ヵ月累計は前年同期を下回った。売上高は原料価格上昇に伴う価格改定や為替影響により前年同期を上回った。利益については、足元では原料価格下落によりスプレッドが改善傾向にあるが、依然として需給緩和が継続していることに加えて定期修繕費用の増加もあり、9ヵ月累計は前年同期を下回った。

 ◆日本ゼオン
 合成ゴムは、特殊ゴムにおいて販売数量を伸ばしたものの、

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー