ランクセスは2月20日、都内で「15年度の活動に関する記者説明会」を行った。ランクセス日本法人のペーター・ワインマール社長は、重要な事業として「自動車向けには軽量化素材、建築業界向けには色素、保護材、添加剤などの提案を今後も続けていく」とし、合成ゴムに関しては「今後も日本国内で主要な業種と位置付けて注力していく」などと方針を示した。
15年度の見通しについては「堅調に推移していく」と述べた上で、「高性能プラスチックのデュレタンとポカン、革新的なテペックスコンポジットシート技術、ハイアント技術サービスなどで、自動車メーカーに最先端の軽量化のソリューションを引き続き提供していく」とした。
また、「これらのソリューションによって、ランクセスの顧客は、より軽量で、低燃費、そしてCO2排出量の少ない性能を備えた自動車の性能が可能になる。それにより環境に優しく、より効率的な世界が実現する」と解説した。
さらに「ドイツのボンド・ラミネーツ社を買収後、ランクセスは自動車業界向けに、軽量化ソリューションにおける競争力を強化するとともに軽量化製品のポートフォリオも拡大してきた。例えばアウディA8向けに開発されたフロントエンドモジュールや、ZF社と提携したポルシェのブレーキペダルの開発といったプロジェクトは、自動車業界向けの主要なソリューションプロバイダーとしてのランクセスの地位を明確に示すもの」と話した。
また、ランクセスでは東京在住の大学生618人を対象に、