ブリヂストンは2月25日、スイスのジュネーブで開催される「ジュネーブ国際モーターショー2015」に出展すると発表した。
同展の開催期間は、3月5日から15日まで。
同ブースでは、同社グループが取り組む「イノベーションで一人ひとりを支える」をテーマとして、「イノベーティブな世界観」と「心地よい、おもてなし空間」をベースに、「環境」「安全・安心」「ワクワク」「プレミアム」のメッセージのもと、3つのエリアに分けて同社グループの製品や技術を紹介する。
また、同社のブース内特設モニターでは、同社ブランドと技術イノベーションをテーマとしたグローバル統一広告である「ザ・モーメント」及び「エコピアウィズオロジック」を見ることができる。
技術イノベーションとしては、これまでのタイヤとは異なる狭幅・大径サイズによって転がり抵抗を大幅に低減した低燃費タイヤ「エコピアウィズオロジック」、同タイヤを装着し世界的なソーラーカーレース「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ2013」に参戦したマシンをはじめ、「ランフラットテクノロジー採用タイヤ」、「エアフリーコンセプト」など同社の技術イノベーションを代表する商品・技術を展示する。
プレミアムカテゴリー商品ブランドゾーンでは、同社のグローバルプレミアムブランドであるポテンザ、トランザ、デューラーの代表的な製品を展示する。また「レーシングポテンザ」を装着し「ニュルブルクリンク24 時間耐久レース」に出走した車両レクサスLFAも展示する。
ファイヤーストーンブランドゾーンでは、グローバルブランドである「ファイアストン」ブランドのタイヤを展示する。
来場者には、今回のモーターショーを通して、同社グループの考える「イノベーション」を実感してほしいとの考えだ。
同社ブースに展示する「エコピアウィズオロジック」は、これまでのタイヤとは全く異なる狭幅・大径サイズのタイヤ。
タイヤの大径化により接地部分の変形を抑制し、車両の燃費向上に関わる転がり抵抗を低減するとともに、狭幅化により走行時の空気抵抗も低減。更に、タイヤ進行方向に長い接地形状と専用パタンやコンパウンドを組み合わせることで、ウェット路面やドライ路面での高いグリップ性能も確保している。
「エアフリーコンセプト」では、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークが荷重を支えることで、空気の充てんが不要となり、省メンテナンス性に優れるとともに、パンクの心配がなくなる。またタイヤトレッド部のゴムを含め、リサイクル可能な材料を使用し、資源の効率的な活用に貢献。さらに同社では、独自技術により優れた低転がり抵抗性能を追求し、CO2排出量削減にも寄与することで、環境面と安全面において、より高次元でのサポートができるとしている。