国内出荷横ばいも輸出減
EP、NBR堅調推移
日本ゴム工業会がこのほどまとめた2014年年間の合成ゴム品種別出荷実績によると、下期後半からの失速が響き、国内出荷がほぼ横ばいで推移したものの、輸出出荷の減少で146万8891t、前年同期比1・3%減と2年ぶりに前年実績を下回った。13年度からCR、IIR実績値が統計から除外されたが、この参考値実績を加えた14年の総出荷量は171万526tとなり、同一基準で同1・8%減となった。
14年年間の四半期ごとの推移を見ると、1~3月の総出荷は同0・5%減の39万514t、4~6月は同1・3%減の34万9266tとなり、4~6月は1~3月に比べて10・6%減少した。消費増税前の駆け込み需要により国内出荷が前年同期比8・3%増となった1~3月に比べ、国内出荷の伸びが減速したことが響いた。7~9月は国内出荷のゴム工業向けが同1・2%増、為替円安の進行により輸出出荷が同6・2%増と急回復したことで総出荷は37万4564t、同2・1%増となり、1~9月累計の総出荷は111万4344t、前年同期比0・1%増とわずかながらだが水面に浮上した。同工業会がこのほどまとめた10~12月期では、国内、輸出出荷ともに前期割れとなり、総出荷は35万4564t、同5・5%減となった。
この結果、14年年間では
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