日本ゴム輸入協会がまとめた15年1月の天然ゴム輸入量(生ゴム)は、合計5万8096tで前年同月比6%減(前年6万1884t)となった。前月は輸入量が6ヵ月ぶりに増加したが、継続しなかった。
輸入金額は、114億1746万円で同29%減(前年160億6280万円)となり、輸入量、輸入金額ともに減少した。
平均輸入単価はキロ当たり196・5円となり、前月比0・3円下落した。
天然ゴム輸入実績の推移を見ると、昨年後半から、国内タイヤ生産量の伸び悩みと、世界的な需給の緩みによる価格下落が響き、輸入量、輸入金額とも下落基調にある。14年10月は輸入量6万4075t(前年同月比9%減)、金額129億8132万円(同26%減)、11月の輸入量5万5827t(同12%減)、金額109億3574万円(同30%減)となり、12月は輸入量5万6026t(同7%増)、金額110億2426万円(同17%減)と輸入量は増加したが、15年1月は再び両方とも減少した。日本自動車タイヤ協会(JATMA)の統計による1月の自動車用タイヤ・チューブの生産量も、前年同月比1・9%減となっている。
月別平均輸入単価(円/kg)の推移を見ると、14年10月は202・6円(前月比2円高)、11月は195・9円(同6・7円安)、12月は196・8円(同1・1円高)で、15年1月はわずかに下落してものの、
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