電気化学 商号を変更し、ロゴマーク・スローガン制定

2015年03月11日

ゴムタイムス社

 電気化学工業は、3月9日、同日開催の取締役会において、商号の変更および英文表記の制定を、決議したと発表した。

 6月中旬開催予定の同社第156回定時株主総会において、定款の一部変更(商号の変更)の承認を条件として、10月1日より実施する。

 また、同取締役会において、新たなコーポレートロゴマークとコーポレートスローガンを制定した。

 今回の新しいコーポレート・アイデンティティ(CI)の制定は、5月1日に創立百周年を迎え、次の100年に向けた新たな一歩を踏み出すにあたり、国内外での認知向上を図るとともに、チャレンジする文化をグループ内により一層浸透させて、新しいデンカに生まれ変わる決意を示すものとしている。

 新商号は「デンカ」、英文表記は「Denka Company Limited」、英文略号は「Denka Co., Ltd.」。新コーポレートスローガンは「できるをつくる。Possibility of chemistry.」。
スローガン利用開始は4月1日より。

 同社は1915年に、カーバイドと石灰窒素の製造販売を目的とする会社として設立された。現在も電気炉を利用して製造する製品群を、同社の基盤事業として展開しているが、100年の歴史を経て、事業の多角化によって同社には電子材料や医薬等の分野まで「電気化学」の枠を超えた事業が数多く存在している。一方、海外事業を展開する中、海外でも呼びやすい名称を商号とする必要性も高まっていた。創立100周年の節目を迎えるにあたり、社名を従来から親しまれている「デンカ」に変更することによって、国内外でのより一層の認知向上を目指すとともに、「電気化学」の枠を超え、グローバルに展開する企業として成長することを目指す。

 コーポレートロゴマークについては、企業としての新たな成長に向けて「攻めの姿勢」で挑戦し、時代を切り開く決意を内外に示すため、ロゴの一新を行う。誠実で信頼感があり、かつ普遍的な書体(ヘルベチカ)には、真摯な姿勢と誠実な対応をDNAとする、デンカの企業姿勢への強い想いを込めている。

 コーポレートスローガンについては、同社が100年にわたって存続してきたのは、社会のニーズに的確に応え、ものづくりを通したソリューションを提供し、社会の信頼を得てきたからであるとし、新たなスローガンである「できるをつくる。」「Possibility of chemistry.」は、課題解決を通じて社会の発展に貢献する、企業姿勢を表わすものとする。

 同社は、全社運動「DENKA100」において、「高い技術で『資源』から『価値あるモノ』を生み出す企業となる」を企業理念に定めるとともに、2017年度の数値目標を目指した「新成長戦略」を推進し、環境・エネルギー・インフラ・健康などの成長分野へ経営資源を集中し
ながら、次の100年に向けた、力強い経営基盤の構築を目指す。

 また同社は、化学を通じて社会の進歩と人々の生活を力強く支え、「いつまでも信頼されるものづくり企業」を目指していくとしている。

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