日精樹脂工業は3月10日、中国における販売体制を再編・強化することを目的に、新たな販売現地法人「日精樹脂工業科技(太倉)有限公司」を設立したと発表した。
4月1日からの業務開始を予定している。英文社名はNissei Plastic (Taicang) Co., Ltd.。董事長は花岡茂氏(本社取締役営業本部長)、董事(総経理)は吉久則行氏。資本金:は1億8000万円(日精樹脂工業100%出資)。事業内容は射出成形機・金型・周辺機器・関連部品の販売およびアフターサービス業務。所在地は中華人民共和国江蘇省太倉市太倉経済開発区東亭北路111号 中昱科技園No・10。
新子会社を置く太倉市には、初の海外生産拠点として2009年に「日精塑料機械(太倉)有限公司」を設立し、2014年12月には生産規模を拡張するため工場を新設、移転した。今回、販売拠点の本社を、製造拠点のある太倉市に置くことで、製販一体となった効率運営が可能となる。
新子会社では、これまで拠点を設置していた東莞分公司、大連事務所、天津事務所、武漢事務所がそのまま業務を継続する。きめ細かな営業・サービス活動を展開することで、顧客満足度の向上を目指すと同時に、現地顧客のニーズ等の情報収集も強化し、今後の営業活動や製品開発に活かしていく。
今回の現地法人設立により、日精樹脂工業グループの海外販売現地法人は、13社となる。