ブリヂストン なでしこ銘柄に2年連続選定

2015年03月23日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月19日、経済産業省と東京証券取引所が共同で女性の活躍推進に優れた企業を紹介する2014年度「なでしこ銘柄」に選定されたと発表した。

 2013年度に引き続き、2年連続の選定となる。

「なでしこ銘柄」は、東証一部上場企業の中から、業種ごとに、女性が働き続けるための環境整備を含め、女性人材の活用を積極的に進めている企業を紹介するもの。具体的には、女性のキャリア支援と、仕事と家庭の両立支援の二つの側面からスコアリングを行い、各業種上位企業の中から財務面(ROE)の基準を満たした企業を選定している。

 経済産業省では、同社を選定した主な理由として3点を挙げている。

 まず、「多様性の尊重に関する同社グループの考え方」を表明しており、「さまざまな価値観や個性を持つ人々が「働きやすく、活躍できる」職場環境を提供」することを通じて、最終的に、「従業員の満足度向上」「企業の活性化と成長」「ステークホルダーの利益向上」につなげていく方針を打ち出している。さらに、多様性の尊重に関して、2013年度の主な成果と2014年度以降の計画についても開示している。

 女性のキャリア促進については、入社5年目前後の総合職女性従業員を対象とする「キャリアデザイン研修」のほか、女性従業員を部下に持つ全管理職を対象として「キャリアサポート研修」を実施し、女性従業員のキャリアアップに対する管理職の意識の向上を図っている。

 また、仕事と家庭の両立支援について、多様な働き方を可能とする在宅勤務制度を導入しており、2014年1月から週3日まで在宅での勤務を可能としている。育児休業については、女性従業員だけでなく男性従業員による取得についても数値目標を設定し、取得の奨励に取り組んでいる。

 同社グループでは、「多様性の尊重に関する同社グループの考え方」を定め、「多様な人々が働きやすく活躍できる職場環境づくり」に取り組んでいる。今後もダイバーシティを推進すべく、女性の活躍推進を含めさまざまな取り組みを進めていく考えだ。

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