今年度のブリヂストンの株主総会の出席は前年が612人に対し939人と多く、質問の数も前回12問に比べ33問と約3倍増加した。
時間も前回は1時間14分と短時間で終了したが、今回は2時間3分と、ここ数年の平均並みだった。
その理由について同社に尋ねると、「株主総会の日程など様々な要因が考えられるが、あくまでも一つの要因として、株主が増加したこと、特に個人株主が増えていたことが影響したため、または今回初めて購入した株主様が参加したことが影響したのではないか」ということだった。質問の多さについても「一つの質問に偏るのではなく、質問の内容も大変勉強している株主様が多かった」と説明した。
確かに、同社の2014年有価証券報告書によると、株式状況のなかで、個人その他の株主数が5万4056人と前年が4万393人と約1万人増加していることがわかる。
個人株主が増えたことで多岐に渡る質問になり、長時間にわたる株主総会になったのかもしれない。
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