「極端な話で言うと、今年度の搬送ベルト需要は、リーマンショック前の最高値に近づく可能性がある」と話すのは日本ベルト工業会の中村典雄常務理事。
東部工業用ゴム商組主催のベルトホース商工懇談会の席上で行ったゴム樹脂ベルトの概況報告で、
今年度の搬送ベルト需要が大幅に増加する可能性を示唆した。
昨年の搬送ベルトの生産量は、オーストラリア向けなどの資源国で、メーカーのリストラや在庫調整により、輸出が大幅に減少したことが要因となり、前年比8%減の1万7688トンと落ち込みが顕著だった。
今年度は資源メーカーの在庫調整が終了して、輸出が増加するとしており、搬送ベルトの需要を1万8