独ランクセス ウェブマガジンで無機顔料を紹介

2015年03月30日

ゴムタイムス社

 独ランクセスは3月30日、3月1日より、同社の取り組みを紹介する「ランクセス ウェブマガジン」の最新版を公開したと発表した。

 今回のトピックは無機顔料で、自社ブランドである「バイフェロックス」と「カラーサーム」を使用した世界の最新事例を含め、色彩豊かなまちづくりを提案している。

 コンクリート着色で100種類を超える色表現を可能にするランクセスの無機顔料は、建築家たちにコンクリートのカラーリングという新たなる選択肢を与え、まちづくりにおいて色彩の豊かさだけでなく、周囲との調和も実現する。先月受賞作品が発表されたランクセス主催の「第2回 カラー・コンクリートワークス・アワード」で最優秀賞を受賞した、平田晃久氏がデザインした集合住宅「Alp」や、第2位を受賞した、チョー・ミンスク氏が建設した韓国のIT企業ダウム・カカオ本社ビルについて、それぞれの着想に至った経緯を紹介している。

 コンクリート着色は、世界各国で様々な導入事例があるが、近年では日本国内でも導入が増えつつある。先述の平田氏が設計した集合住宅「kotoriku」をはじめ、獨協大学のキャンパスや新名神高速道路の近江大鳥橋など、住宅から公共施設に至るまで、幅広い分野でランクセスの無機顔料が使用されている。

 着色コンクリートのあらゆる可能性を実現するため、同社はこれまで以上に「カラー・コンクリート」の魅力を伝え、より暮らしやすい環境を目指す「リバビリティ」の向上に貢献していくとしている。

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