ユニチカ タイでスパンボンド不織布の生産設備を増設

2015年03月31日

ゴムタイムス社

 ユニチカは3月27日、ポリエステルスパンボンド不織布の生産設備を、タイにおけるスパンボンド不織布製造・販売会社であるタスコに増設することを正式に決定したと発表した。

 増設後のタスコの生産能力は年産4000トンから年産1万トン(同社グループ全体では年産2万4000トンから年産3万トン)となる。

 同社は1973年の同製品の事業化以来、「マリックス」「エルベス」ブランドを中心に産業資材、生活資材、農業資材を中心とした用途展開により事業拡大を進めている。現在、国内では同社岡崎事業所(愛知県岡崎市)、海外ではタスコにスパンボンド製造設備をそれぞれ有しているが、いずれもフル稼働の状況が続いている。

 今回の増設は、成長著しいアジア地域を中心とした今後の市場拡大に対応する供給体制強化、スパンボンド不織布に要求される性能のさらなる高度化に対応するために実施するもの。

 設備増設への投資額は約40億円。増設能力は年産6000トン。2017年4月に稼働開始予定。

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