タイヤ各社 15年度モータースポーツ活動に注力

2015年04月20日

ゴムタイムス社

 タイヤメーカー各社は、15年度モータースポーツ(MS)のサポート活動を相次いで発表した。各社はMSをグローバルでのブランド戦略の一環と位置づける一方、レース経験で培う技術を蓄積し、安全・燃費性など市販用タイヤの性能向上にもつなげている。また、走りに対する「ワクワク感」の提供も重要な意義として捉え、ユーザーを対象としたイベントを開催するなど、すそ野を広げる活動に注力している。

◇ブリヂストン
 全世界を対象とする二輪車レース「FIMロードレース世界選手権」シリーズで、MotoGPクラスに公式サプライヤーとしてタイヤを供給するほか、10月にオーストラリアで開催される「ワールドソーラーチャレンジ2015」に冠スポンサーとして協賛。その他の海外では、欧州のニュルブルクリンク24時間レース、「ファイアストン」ブランドによる米国インディカー・シリーズなどでタイヤを供給する。

 国内ではフォーミュラレースのトップカテゴリー「全日本選手権スーパーフォーミュラ」に、単独サプライヤーとしてタイヤを供給し、ツーリングカーレース「SUPER GTシリーズ」でGT500クラス10チーム、GT300クラス2チームをサポート。二輪の鈴鹿8時間耐久ロードレースなどトップカテゴリー・レースに注力する他、ガズーレーシング86/BRZレース、ジムカーナなどの参加型モータースポーツも支援する。

◇住友ゴム工業
 「ダンロップ」ブランドの国内四輪では、人気の高い「スーパーGT」を中心に活動。「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」などの幅広いカテゴリーにタイヤを供給する。また、裾野を広げるべく「FIA―フォーミュラ4」など入門レースも支援する。海外では、独「ニュルブルクリンク24時間レース」などに参戦する有力チームへタイヤ供給を行う。

 二輪では「FIMロードレース世界選手権」の「Moto2」および「Moto3」クラスにワンメイクタイヤを供給。モトクロスでは「AMAスーパークロス」での6年連続制覇を目指す。国内二輪では、「全日本モトクロス選手権」、「全日本ロードレース選手権」などをサポートする他、気軽に参加できるロードレース「CBR250Rドリームカップ」にワンメイクタイヤを供給する。

 「ファルケン」ブランドでは、米「チュードル・

 

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