住友理工は３月31日、中国・上海市に産業用ホース販売子会社、住理工化工産品（上海）有限公司（略称：ＳＲＫ―ＩＰＳ）を設立し、開所を祝う式典を執り行ったと発表した。
同社は世界最大の市場・中国で、産業用ホースの売り上げのさらなる拡大を目指して、２０１４年12月にＳＲＫ―ＩＰＳ を設立。同社グループでは、産業用ホース製造・販売子会社、東海橡塑（合肥）有限公司（略称：ＴＲＦＨ）が２００４年より、合肥市に進出。分公司（支社）を常州市に置き、建機メーカーを主要顧客に順調に事業規模を拡大してきた。
新会社設立に伴い、今後は土木機械や特装車、鉱山機械向けに、高い品質の製品を積極的に販売し、中国市場におけるシェア拡大を図る。将来的には産業用防振ゴムなど産業資材製品を広く扱う計画。
式典には、取引先関係者や現地従業員ら約40名が出席。同社の立田力三常務執行役員は「中国経済のセンター・上海にＳＲＫ―ＩＰＳを設立できたことは大変意義深いこと。昨年設立10周年を迎えたＴＲＦＨとの両輪で新たな市場を開拓し、中国の経済発展に貢献してまいります」と挨拶し、さらなる事業拡大を推進していくことを誓った。
ＳＲＫ－ＩＰＳは、中国上海市長寧区古北路６７８号１４０３室に所在。
事業内容は産業用ホース製品の販売およびＴＲＦＨからの営業委託。資本金は４百万元。出資比率は住友理工株式会社１００％。代表者は董事長立田力三氏（住友理工株式会社常務執行役員産業資材事業本部長）。従業員数は約50人（２０１８年度見込み）。売上高は１９７０万元（同）。
