横浜ゴム 2015年度入社式を開催

2015年04月02日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは2015年度入社式を開催した。

 新入社員に対する野地彦旬社長のあいさつは以下の通り。

 みなさん入社おめでとうございます。

 今日から、我々の仲間として、一緒に働けることを歓迎します。

 皆さんが学生生活を送られてきた数年間は、世界的にも政治、経済、文化などのあらゆる箇で、変化の大きい時代でした。そのような中で、変化する環境を見極めて、それに対して何が出来るのか、グローバルな視点に立って「自ら考えて行動する」社会人になって頂きたいと思います。

 横浜ゴムは2年後の2017年に100周年を迎えます。

 中期経営計画「GD100」では、その2017年に、企業価値、市場地位において独自の存在を持つグローバルカンパニーになることを目指しています。今日、仲間になった皆さんと共に、目指している高い目標を達成するためにしっかり実行していきたいと思います。

 今日、入社して頂いた皆さんにお願いしたいことが3つあります。

 第1に「挨拶」です。

 新入社員が、今から直ぐにでも出来るよことは自分から、大きな声で、元気良く挨拶をすることです。挨拶は、コミュニケーションの基本ですので、継続して行って下さい。

 第2に「安全」です。

 安全は全てにおいて最優先すべきものです。研修期間中に行く生産や販売の現場をはじめ、あらゆる職場には、危険が潜んでいます。先輩や上司の指示、教育に従って、「ケガをしない。事故を起こさない。」この意識を忘れないで下さい。また、安全の基本は整理整頓ですので実践して下さい。

 第3に「コンプライアンス」です。

 仕事をしていく中で法に触れるようなことは絶対にしてはいけません。言い換えれば「卑怯なまねをしない」「人に後ろ指を指されるようなことをしない」「家族や大切な人に説明出来ないようなことをしない」ということです。もし、仕事をするなかでルールを衰えた方が良くなることがあった場合は、隠れて行わずに、上司に相談して改善に繋がるように行って下さい。

 次に、期待していることです。

 自分は将来こうなりたいという目標や夢を描いてもらいたい。5年後、10年後の姿を想像するのです。そして、現在と目標や夢とのギャップが課題となります。その課題をどうやって克服するかを考え、実現する為には「自ら考え、自ら動く」ことです。決して指示待ち人聞にはならないで下さい。

 また、いろいろなことを発見する喜びを感じ続けてもらいたい。そのためには、机に向かって考えるのではなく、現場に行って、現物を見て、現実はどうなっているのかという事実を、自らで確認して下さい。いわゆる「現場」「現物」「現実」という「3現主義」です。実は、人から聞いたり、教わったりしたことは1週間で74%を忘れます。自分で事実調査して、発見したことは忘れません。そのためにも実践して欲しいと思います。

 そして、グローパルな視点で物事を抱え、者え、行動できるような人になってもらいたい。これから、世界を舞台に仕事をしていく中で、いろいろな国のヒト、様々な宗教・習慣・文化・歴史観・考え方等に触れることになります。その時には、否定したり、自分達の価値観や習慣を押し付けたりせずにまず「受け容れる」というスタンスが大切です。

 是非、海外研修で感じて来て下さい。

 最後になりますが、4月25日には最初のお給料が支給されます。その時点で皆さんは、まだ会社の利益に対して貢献できていない状況です。それでもお給料をもらえるのは、皆さんをこれまで育てて頂いたご家族に対する会社からの感謝の気持ちと皆さんへの期待だと思って下さい。是非、意味のある使い方をして欲しいと思います。

 今日、新たにスタートした社会人生活が、より充実したものになるよう、一緒に頑張って行行きましょう。

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