ブリヂストンは4月1日、早稲田大学と連携して設置した研究プロジェクト「W―BRIDGE」は、2015年度の研究委託先の募集を開始したと発表した。
応募の中から同プロジェクトの運営組織が選考した研究・活動に対して支援を行う。同プロジェクトを2008年に開始して以降、今回で8度目の募集となる。現在は2014年度の委託研究を進めており、活動終了後には報告会を実施する予定。
同プロジェクトでは、同社が指定した2つの重点テーマと4つの領域について、大学と一般人が連携して取り組む環境研究課題を募集している。重点テーマについては、同社グループが掲げる「環境長期目標」の達成に資する研究・活動の深化を図っていく。
「2つの重点テーマ」に関する研究・活動の募集について(重点研究活動委託)は、同社が指定した2つの重点テーマのどちらかを研究課題に設定し、その課題を解決するための研究・活動計画を提出してもらう。重点テーマは、天然ゴムの生産及びゴム農園周辺環境のサステナビリティ」または「生物多様性に関する評価手法の研究と実践~地域に根ざした民産学連携アプローチ~」。
「4つの領域」に関する研究・活動の募集について(一般研究活動委託及び短期挑戦的研究活動委託)は、資源や環境保全などで同社が指定した4つの領域の中から研究課題を設定し、その課題を解決するための研究・活動計画を提出してもらう。
応募資格は、2つの重点テーマや4つの領域における環境問題に取り組んでいるグループ及び団体(複数でも可、営利組織は除く)であること。但し、同大学または対象校に所属する専任の教員、研究員と連名で応募することが必須条件。なお、応募の際には専任教員、研究員を代表者とすること。
委託期間は、2015年7月1日から2016年6月30日まで。
委託費用総額は2200万円。
詳細はウェブサイト(http://www.w―bridge.jp/)参照。