東北地域の事業基盤強化
豊田合成は4月2日、東北地域における事業強化を図るため、同社の子会社であるTG東日本の社名を4月1日付で「豊田合成東日本」に変更すると発表した。
豊田合成東日本は、現在建設中の宮城工場で2015年6月に生産を開始するとともに、本社を同工場へ移転する予定。
また、ハンドルやウェザストリップ等を生産する同社岩手工場を、豊田合成東日本に統合することも合わせて発表した。
同社は、国内第3の自動車生産地域として成長が見込まれる東北地域において、顧客の現地調達ニーズに対応することでより地域に根付いた事業基盤を強化するとともに、地域の産業振興に貢献することをねらいとして、岩手工場を豊田合成東日本に統合するもの。
また、6月に生産を開始する宮城新工場は、敷地面積約1万6500㎡、建屋面積約9600㎡。総投資額約29億円。セーフティシステム製品(ハンドル、エアバッグ等)、オートモーティブシーリング製品(ウェザストリップ、ガラスラン等)を生産する。
豊田合成東日本の設立は2013年1月。資本金は4億9000万円。出資比率は豊田合成100%。代表者は中田晃社長。従業員数は約200名(2018年度見込み)。売上高は約50億円(2018年度見込み)。
本社所在地は、宮城県大崎市古川荒谷字本町東20(2015年6月に宮城工場へ移転予定)。