独ランクセスは4月7日、中国・江蘇省常州において「ケルタン」の商標名で販売しているEPDMの新プラントの稼働を開始したと発表した。
新プラントの段階的な立ち上げにより、同社は、グローバルにおけるEPDM(エチレンプロピレンゴム)生産拠点の基盤強化を完了する。
同社は今後、サンプリングを経て顧客とのグレード承認の手続きを行う予定。新プラントでは、中国国内およびアジアの顧客向けに計10グレードのEPDMを生産する。
年間製造能力16万トンを備える同プラントは、常州市の長江リバーサイド工業団地(常州国家高新技術産業開発区)に位置し、倉庫や埠頭などの施設へのアクセスが容易となっている。
ランクセスはEPDMについては先にドイツのマール拠点の製造を15年度末で中止すると発表。北米、アメリカ、アジア、欧州の4地域にそれぞれ1施設ずつ配置する事業再構築を推進している。