ブリヂストン タイヤの日で啓蒙活動

2015年04月13日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは4月3日、タイヤの日の活動に合わせて、メディア向けに「タイヤが変わればクルマも変わる?」をテーマに体験試乗会を開催した。

 試乗会では、最新プレミアムタイヤ「REGNO GRーXI」の体感試乗と同時に、空気圧とタイヤ溝に関する比較実験も行い、不適切使用による危険性や日常点検の重要性を分かりやすく紹介した。

「レグノ GR-XI」を装着した「アクア」と、「レグノ GRV II」を装着した「エルグランド」

「レグノ GR-XI」を装着した「アクア」と、「レグノ GRV II」を装着した「エルグランド」

 最初に「REGNO」の特徴の説明が行われ後、同社タイヤテスト施設である「プルービンググラウンド」において比較実験・体験試乗が行われた。

 タイヤ溝の実験では、用意されたのは2台のプリウスに、残溝1・6ミリにすり減った「REGNO GRーXI」と、新品の残溝8ミリの「REGNO GRーXI」を装着。この2台を時速80キロからウェット路面でフルブレーキをかけ、制動距離を比較した。

残溝8ミリの「REGNO GRーXI」

残溝8ミリの「REGNO GRーXI」

 

残溝1・6ミリの「REGNO GRーXI」

残溝1・6ミリの「REGNO GRーXI」

 結果は2台の間で約7mもの差がついた。
 同じタイヤでもスリップサイン近くまで削れたタイヤでは、制動距離が大きく伸びてしまうことを改めて認識することができた。

80キロから緑のパイロンの位置でフルブレーキをかける

80キロから緑のパイロンの位置でフルブレーキをかける

 

手前の看板が残溝1・6ミリのタイヤを装着したプリウスが止まった位置。奥が新品タイヤを装着したプリウスが止まった位置。7mの差がついた。

手前の看板が残溝1・6ミリのタイヤを装着したプリウスが止まった位置。奥が新品タイヤを装着したプリウスが止まった位置。7mの差がついた。

 タイヤの空気圧の実験では、プリウスをスローブ角度をつけたトラック荷台にブレーキを踏んだニュートラルギアの状態で置き、ブレーキを離してどれぐらい転がるかを適正空気圧の「REGNO GRーXI」と約30%空気圧を下げた「REGNO GRーXI」を使用して行った。

トラック荷台からニュートラル状態でブレーキを離して、転がり距離を測定した

トラック荷台からニュートラル状態でブレーキを離して、転がり距離を測定した

空気圧を30%下げる

空気圧を30%下げる

 結果は2台の間で約11mの差がついた。

空気圧不足タイヤ装着したプリウスは11m手前で止まった

空気圧不足タイヤ装着したプリウスは11m手前で止まった

 空気圧が低いタイヤでは、転がり抵抗性能が低下することがはっきりと認識できた。燃費向上のためにも適正空気圧を維持することが重要だということがわかった。
 また、アクアを使用して「REGNO GRーXI」とスタンダードタイヤ「ネクストリー」で比較試乗も行った。

ジグザグ走行や凹凸の乗りこえなどで静粛性を実感できた

ジグザグ走行や凹凸の乗りこえなどで静粛性を実感できた

 パイロンでコースを作り、ジグザク走行や凹凸の乗りこえなどで走行性、静寂性などを比較した。
 「REGNO GRーXI」はタイヤの転がりがスムーズで、パタンノイズやハンドリング時のスキール音も低減されていることを実感できた。

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