ブリヂストンは4月3日、タイヤの日の活動に合わせて、メディア向けに「タイヤが変わればクルマも変わる?」をテーマに体験試乗会を開催した。
試乗会では、最新プレミアムタイヤ「REGNO GRーXI」の体感試乗と同時に、空気圧とタイヤ溝に関する比較実験も行い、不適切使用による危険性や日常点検の重要性を分かりやすく紹介した。
最初に「REGNO」の特徴の説明が行われ後、同社タイヤテスト施設である「プルービンググラウンド」において比較実験・体験試乗が行われた。
タイヤ溝の実験では、用意されたのは2台のプリウスに、残溝1・6ミリにすり減った「REGNO GRーXI」と、新品の残溝8ミリの「REGNO GRーXI」を装着。この2台を時速80キロからウェット路面でフルブレーキをかけ、制動距離を比較した。
結果は2台の間で約7mもの差がついた。
同じタイヤでもスリップサイン近くまで削れたタイヤでは、制動距離が大きく伸びてしまうことを改めて認識することができた。
タイヤの空気圧の実験では、プリウスをスローブ角度をつけたトラック荷台にブレーキを踏んだニュートラルギアの状態で置き、ブレーキを離してどれぐらい転がるかを適正空気圧の「REGNO GRーXI」と約30%空気圧を下げた「REGNO GRーXI」を使用して行った。
結果は2台の間で約11mの差がついた。
空気圧が低いタイヤでは、転がり抵抗性能が低下することがはっきりと認識できた。燃費向上のためにも適正空気圧を維持することが重要だということがわかった。
また、アクアを使用して「REGNO GRーXI」とスタンダードタイヤ「ネクストリー」で比較試乗も行った。
パイロンでコースを作り、ジグザク走行や凹凸の乗りこえなどで走行性、静寂性などを比較した。
「REGNO GRーXI」はタイヤの転がりがスムーズで、パタンノイズやハンドリング時のスキール音も低減されていることを実感できた。