東拓工業(大阪市淀川区、福永誠次社長)の14年度の業績は、前年度が消費増税前の駆け込み需要で良かった反動と、家電・住宅向けが伸び悩んでいる影響で、売上についてはほぼ前年並みに落ち着くと見込まれている。
特に、家電用クリーナーホースを生産し、日系メーカーへの供給を行っている中国・蘇州工場で、日系メーカーの消費増税後の反動により販売が2ケタダウンと苦戦していることが響いている。13年2月に橋梁関連資材の需要増大に対応するため設立した沖縄工場も、現地の工事発注量の減少の影響などもあって、やや苦戦した。
15年度については「需要は東日本が主体になるのではないか」と同社では見ており、