去る4月10日、日経平均株価が一時15年ぶりに2万円の大台を超えたことは大きなニュースとなった。12年末に第2次安倍内閣が発足した当時、1万円台前半だった日経平均は、アベノミクスや日銀の異次元金融緩和による為替円安の後押しを受けて、2年と3ヵ月で9000円近く上昇した。
それに伴い、ゴム関連企業でも輸出関連の製造業を中心に株価が上昇していた。
弊紙では、14年1月より東証一部、二部、ジャスダックに上場するゴム関連企業32社を選定し、株価動向をウォッチしてきた。連載記事「ゴム株ウィークリー」では、各企業の株価動向の他、32社の週末終値の平均値から算出した「ゴム平均株価」を掲載している。
株価は企業価値を測る最もポピュラーな指標であり、日経平均は国内企業の景況感を示すバロメーターとも言われている。そのゴム企業版であるゴム平均は、14年9月に