日本ビニル工業会、塩ビ工業・環境協会などからなる「PVCデザインアワード」実行委員会は、4月15日、「PVCデザインアワード2015」の作品募集を開始すると発表した。
「安心・安全・快適」をテーマに、5月7日より国内外未発表の「デザイン提案」を、7月1日より「製品(試作品や中間素材を含む)」を広く一般から募集する。
今年で5回目を迎える同コンテストでは、PVC(塩ビ樹脂)の中でも柔軟性があり、加工性・印刷性・透明性等に優れるソフトPVCの特長を生かし、これからの暮らしを象徴する今回のテーマ「安心・安全・快適」に適う「デザイン提案」や「製品」を募集。その中から将来、PVCの可能性を拡げるような魅力あるモノを選定、表彰し、業界の活性化と発展を図ろうというもので、前回は全国から合計268点の「デザイン提案」と81点の「製品」が集まった。
応募方法は昨年同様、国内で流通している販売後5年以内の製品か試作品または中間加工素材を添えて、同コンテスト事務局(塩ビ工業・環境協会内)宛に郵送のこと。
デザイン提案・製品とも用途は限定しない。また、メインの素材がソフトPVC(フィル ム、シート、ペースト塩ビ等)で、金属、布地、他のプラスチックなどとの複合品も可。
集まった「デザイン提案」と「製品」は、テーマとの適合性・独創性・素材性・環境性・市場性などの審査基準に則して厳正な審査を行い、大賞1点には賞金100万円、優秀賞3点には賞金各10万円、入賞10点には賞金各2万円を贈呈する。
一次審査を通過した優れた「デザイン提案」は主催者側がプロトタイプを試作し、製品とともに審査。主催者は、新たなビジネスを拓く可能性のある「デザイン提案」には、商品化に向けた積極的なサポートとマッチングを行い、新規プロダクトとして世の中に送り出すとともに日本の製造業とデザインの力を世界に発信していきたいとしている。
最終審査の結果発表と表彰式は11月16日に如水会館(東京都千代田区)で行い、日本ビニル工業会のホームページ等でも公表する。
詳細は公式サイト(www.pvc―award.com)参照。