【ゴム商社特集】立山 新製品投入でシェア拡大へ

2015年05月18日

ゴムタイムス社

ゴム商社インタビュ_TOPに訊く_立山

 溶断溶接用ガスホースをメインにエアーホースなどを扱う㈱立山(東京都新宿区、藤井美幸社長)は、今年で創業52年を迎える。同社はアジアを代表するホースメーカーNCR社(本社:タイ)の日本総代理店を務める他、ブリヂストン、タケチなど国内主要メーカーのホース製品を取り扱っている。

 同社では先ごろ、会社のイメージキャラクターを制定した。名称を公募し、寄せられた約100通りの候補の中から「タッピーとタイゾウ」が採用された。

 商社で「ゆるキャラ」の制定は珍しい。そのきっかけについて、藤井美幸社長は「NCR製品をもっと日本で広めるために、何か話題作りをしたかった」と語る。

 元々、社内で藤井社長の似顔絵を描いた社員がおり、「特徴をよく捉えている」と評判になって、それを元に社長がプロのデザイナーに発注。「親しみやすい」「ゴムホースを扱う会社だと伝わる」などのコンセプトを伝えて、オリジナリティある「ゆるキャラ」が誕生したのだった。今後はグッズ展開も視野に入れているとのことだ。

「タッピーとタイゾウ」

 その「タッピーとタイゾウ」の初仕事となったのが、新発売された「ユニバーサルホース」の販売促進である。

 近年、環境問題への対応から、CO2が発生しない水素入り混合ガスを燃料とした切断機が開発されており、それに対応する溶断溶接用ホースの開発が待ち望まれていた。

 そこで同社とNCR社、溶断溶接機器メーカー・小池酸素工業の3社が協力し、水素ガスに対応した「ユニバーサルホース」を開発した。特殊合成ゴムの採用により、水素ガスの透過率を下げ、国際規格ISO3821:2008にも適合。国内で初めて水素ガスを使用できる溶断溶接用ホースとして認証された。また日本国内で

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