日本ミシュラン ヤンマーが農耕用トラクタータイヤを採用

2015年04月23日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤは4月23日、農耕用トラクターに求められる諸性能を高いレベルで発揮する「ミシュラン アグリビブ」と「ミシュラン オムニビブ」が、ヤンマーホールディングスの開発した、大型トラクター・YANMAR「YT490」「YT5101」「YT5113」に新車装着タイヤとして採用されたと発表した。

 「ミシュラン アグリビブ」は、高いラグと大きい接地面積により、乾燥地、湿地においても優れたトラクションと牽引力を発揮する。さらにラウンドショルダーは土壌(作物や牧草地)を傷めにくく、ほぼ垂直でスリムなラグはタイヤの摩耗中期においても牽引力の低下を防ぐ。

 「ミシュラン オムニビブ」は、柔軟性と剛性を両立したケーシングの採用と低内圧設計によって、接地面積を最大化することが可能となった。これによりタイヤの接地面圧が抑制され、快適性はもちろん土壌圧縮にみられる農耕地への負担を低減する。また土離れが向上するため、タイヤ本来の持つトラクションや牽引力を維持し、作業効率の向上や燃費にも寄与する。高いラグパターンを採用することによりライフ性能も向上し、経済性にも考慮した設計となっている。

 装着サイズは、ミシュラン アグリビブが9・5R24、11・2R24、12・4R38、13・6R38、420/85R34。ミシュラン オムニビブが360/70R24、480/70R34。

 国内の担い手農家・集落営農は着実に増加しており、経営規模の拡大に伴って高効率・高性能、そして低コストにつながる農業機械が強く求められている。YANMAR「YT490」「YT5101」「YT5113」は、このような市場環境のもと、プロ農家にも納得してもらえる「COMFORT・CONTROL・POTENTIAL」を追求した、フラッグシップモデルとして開発した大型トラクター。

 「新しい農をクリエイトする」のスローガンのもと、世界的工業デザイナーである奥山清行氏(ヤンマー ホールディングス取締役)が製品デザインを担当。斬新かつ独創的な「プレミアムデザイン」を採用している。

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