JSRは4月22日、2015年3月期決算説明会を開催し、平野勇人上席執行役員が説明を行った。
14年度の連結売上高は4040億7300万円で前期比2・5%増、営業利益は380億6800万円で同5・6%増、経常利益は416億900万円で同5・0%増、当期純利益は299億1800万円で同18・9%増となった。
石化系事業が需給バランスと市況の悪化により減収減益となったものの、多角化事業がカバーして増収増益を達成した。
セグメント別では、エラストマー事業部門はタイの合弁会社でのS―SBRの立ち上げが4ヵ月ほど遅れたこと、自動車タイヤの国内生産が前年並みであったことなどから、全販売量が前期に比べ若干減少した。
売上高は市況の低迷が続いている中、上期に原材料価格上昇に伴う価格改定を行った効果や円安効果により、ほぼ前期並みとなった。
一方で、合成ゴムとブタジエンの世界的な需給バランスの