東洋機械金属の2015年3月期連結決算は、売上高が260億500万円で前年同期比9・8%増加、営業利益が18億8500万円で同5・1%増加、経常利益が19億9700万円で同7・6%減少、当期純利益が16億3100万円で同7・5%減少となった。
射出成形機については、アジアや欧米などで自動車や生活用品関連向けなどの受注が増加した。しかし、中国やその他のアジア地域におけるIT機器向けの中小型電動機の受注は、前年度末から今年度前半にかけて急増した反動で、後半は減少した。
ダイカストマシンについては、国内の受注は低調だったが、中国を中心とした海外の自動車関連向けの受注は堅調に推移した。また、アジア市場でIT機器向けが増加した。
通期の連結業績予想は、売上高が260億円で前期並み、営業利益が20億円で前期比6・1%増、経常利益が9億円で同2・5%増、純利益が16億5000万円で同1・1%増を見込んでいる。