住友ゴム 全国タイヤ安全点検で整備不良は37%

2015年04月28日

ゴムタイムス社

 ダンロップの住友ゴム工業は4月24日、子供たちが安全に暮らす未来のための安全啓発活動として、4月4日に全国47都道府県53会場で「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を実施し、その結果を発表した。

 今回の点検では、燃費の悪化、走行性能の低下、偏摩耗の原因となる「空気圧の過不足」が最も多く確認された。

 ダンロップでは、2008年10月から年2回、全国47都道府県でタイヤ点検と安全啓発活動を道の駅やショッピングセンターなどで開催しており、今回で13回目の実施となる。

 タイヤ点検ではタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行うとともに、タイヤの安全で正しい使用・管理方法について紹介する冊子を配布するなど、ドライバーにタイヤの日常点検の重要性を訴求している。

 今回の活動では全国53会場で6470台のタイヤ点検を実施した結果、タイヤの整備不良率は全点検台数の37・0%で、その内容は(重複含む)空気圧の過不足が29・3%と最も多く、続いて偏摩耗が5・7%、タイヤ表面の損傷が6・1%、残溝不足が1・8%という結果だった。なお今回の活動により、これまでの累計点検台数は63000台を超えた。

 同ブランドでは、今後もドライバーにタイヤの安全で正しい使用方法や管理方法などを伝えていきたいとしている。

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