豊田合成の15年3月期連結決算は、売上高が7278億4600万円で前期比5・6%増と、過去最高の売上となった。営業利益は416億300万円で同5・0%減、経常利益は437億9200万円で同4・5%減、当期純利益は211億5500万円で同19・3%減となった。
自動車部品事業では、国内の消費税増税後の需要減少やタイでの自動車生産台数の減少があったものの、米州での自動車販売が堅調に推移したことや豊田合成メテオールを新規連結したことなどにより、売上高は6772億4000万円で同9・2%増となった。利益については、新興国での製品構成悪化や米州の新拠点での操業準備費用などにより、セグメント利益は399億8800万円で同5・7%減となった。
オプトエレクトロニクス事業は、タブレット向けLEDのモデル切換に伴う販売減少などにより、売上高は403億3800万円で同22・6%減となったが、為替の影響と合理化努力でセグメント利益は13億9400万円で同30・8%増となった。
その他の事業では、携帯電話筐体の販売減少などにより、売上高は102億9700万円で同40・7%減となり、セグメント利益は2億2000万円で同31・1%減となった。
16年3月期の連結業績予想は、売上高が7300億円で前期比0・3%増、営業利益が420億円で同1・0%増、経常利益が420億円で同4・1%減、純利益が230億円で同8・7%減を見込んでいる。