ミシュランは4月29日、ミシュラングループの元最高責任者である、フランソワ・ミシュラン氏が死去したと発表した。享年89歳。
息子である故エドワール氏に経営を譲るまでの47年間、最高経営責任者としてミシュラングループを成長に導いた。
同氏は1926年、創業者である故エドワード・ミシュランの孫として誕生。1951年、同社に入社。トレーニングを受けた後、1955年に最高経営責任者に就任、同社の経営に携わる。1965年、研究開発センター、ラドゥーの創設。Xタイヤの成功により、1960年から1980年の間にヨーロッパで30工場を新設した。ラジアルタイヤの技術により同社を国際規模まで成長させ、1970年代、北米で工場を創設。1990年北米最大ブランド、BFグッドリッチを買収し、同社は世界一のタイヤメーカーへとなった。2002年、引退前に息子の故エドワール氏に引き継いだ。