西川ゴム工業の2015年3月期連結決算は、売上高879億8600万円、前年同期比6・3%増、営業利益45億6800万円、同48・3%減、経常利益43億5800万円、同53・5%減、当期純利益20億9700万円、同66・1%減の増収減益となった。
減益要因は、米国における高操業に対応する改善のための費用増加、メキシコ、インドネシアにおける量産対応費用の増加、タイにおいては、自動車生産台数減少による受注減、さらに国内では、新製品立ち上がりおよび工程変更などが重なり、生産性についての指標が計画通り向上していないことによる労務費関連や原材料の消費量の増加などが影響した。
自動車業界においては、国内自動車生産台数が上期は前年と同等の水準となったが、下期は消費税増税前の駆け込み需要が発生した前年に比べ生産台数が減少した結果、通期においては前年を下回った。
海外生産台数は、世界経済の回復を背景に概ね堅調に推移し、前年を上回る結果
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