日本バルカー工業の2015年3月期連結決算は、売上高が400億2100万円で前期比1・6%増、営業利益が28億1400万円で同29・9%増、経常利益が30億8700万円で同34・3%増、当期純利益は18億300万円で同32・9%増となった。
セグメント別では、シール製品事業は海外プラント向けが伸び悩んだものの、産業機械向けや海外も含めた半導体向けの需要が堅調に推移し、売上高279億3400万円で同0・6%増、セグメント利益は27億1700万円で同10・9%増となった。
機能樹脂製品事業については、国内・中国で需要が堅調に推移したことに加え、台湾での販売が期中から回復を示したことにより、売上高は96億1400万円で同5・2%増、セグメント利益は4億1700万円で同50・5%増となった。
環境関連事業に関しては、シリコンウエハーリサイクル事業の販売が回復したものの、メンブレン製品は需要の減少により販売が減少し、売上高は24億7200万円で同1・0%減、セグメント損失は3億2000万円(前期は5億6100万円の損失)となった。
2016年3月期の連結業績予想は、売上高が406億円で前期比1・4%増、営業利益が31億円で同10・1%増、経常利益が31億円で同0・4%増、純利益は20億円で同10・9%増を見込んでいる。