クラレの2015年12月期第1四半期決算は、売上高は1311億9400万円、営業利益は159億3400万円、経常利益は176億1100万円、当期純利益は115億4400万円となった。
同社は14年12月期より、決算日を12月31日に変更しており、比較対象となる前第1四半期の期間が異なるため、増減率は公表していないが、対応する前年同一期間との比較では、売上高13・8%増、営業益8・8%増、経常益19・9%増、当期純利益29・8%増の増収増益となった。
ビニルアセテートの売上高は682億9800万円、前年同期比41・3%増、営業利益は123億5600万円、同4・5%減となった。
光学用ポバールフィルムは液晶パネルの数量増および大型化により販売量が増加。ポバール樹脂は欧州新ラインも寄与し堅調に推移した。PVBフィルムは欧州域外への輸出拡大により堅調だった。水溶性ポバールフィルムは旺盛な需要を背景に順調に拡大した。
EVOH樹脂は、堅調に推移したが、米国での定期修理の影響を受けた。
イソプレンの売上高は140億6800万円で同2・4%減、営業利益は30億4700万円で同81・3%増。イソプレン関連では、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー「セプトン」、液状ゴムがいずれも好調に推移した。耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は、LED反射板、コネクタ用途、コネクタ用途、自