クリヤマホールディングスの2015年12月期第1四半期連結決算は、売上高は113億9600万円で前年同期比11・3%増、営業利益は8億2400万円で同11・1%増、経常利益は9億400万円で同4・9%増、四半期純利益は6億3400万円で同8・2%増となった。
北米事業では、北米におけるホース(産業用、農業用、飲料用等、多種多様なホースを取扱)の販売は、米国での厳冬やシェールオイル市場設備投資抑制等の影響を受けたものの、売上高は56億400万円で同11・8%増となり、営業利益は5億1400万円で同14・8%増となった。
産業資材事業では、農業機械向け部材の販売が増加したものの、建設機械部材やプラント用資材の販売が減少したことから、売上高は19億700万円で同5・7%減となり、営業利益は1億1900万円で同43・6%減となった。
建設資材事業では、道路橋梁用資材の販売が増加した他、商業施設や鉄道施設で使用される「スーパーマテリアルズ」「エーストン」等オリジナル製品の販売が増加した結果、売上高は25億1200万円で同11・8%増となった。利益面では為替円安による資材価格上昇の影響を受けた結果、営業利益は1億3200万円で同10・1%減となった。
スポーツ施設資材事業では、「スーパーⅩ」(全天候型舗装材:国際陸上競技連盟認証品)の販売が好調だった他、「タラフレックス」(弾性スポーツ床材:国際バレーボール/ハンドボール/テニス/卓球連盟認証品)及び「モンドターフ」(人工芝:国際サッカー連盟認証品)の販売が増加。これらの結果、売上高は8億7900万円で同81・9%増となり、営業利益は2億2300万円で同219・9%増となった。
その他では、中国事業の建機顧客向け量産機械用部材の販売が減少したものの、国内ホテル事業が海外宿泊客等の増加により業績が好調な結果、売上高は4億9300万円で同3・1%増となり、営業利益は4000万円で同6・2%増となった。
通期の連結業績予想は前回の公表から変更なく、売上高が420億円で前期比4・9%増、営業利益が26億円で同16・7%増、経常利益が29億円で同6・4%増、純利益が同19億3000万円で同10・0%を見込んでいる。