横浜ゴムは5月14日、シンガポールに4月、現地法人「ヨコハマラバー・シンガポール」を設立したと発表した。
資本金は2000万米ドル(横浜ゴム全額出資)で5月中旬から本格的活動を開始する予定。
同社はこれまでシンガポールに支店を設置し東南アジア各国から天然ゴムを調達してきた。今回、新たに現地法人を設立するのは、同社グループの原材料調達機能をグローバルに効率化することが狙い。新会社は、2015年度に日本向け天然ゴムの調達業務からスタートし、2016年度以降には日本以外の横浜ゴムグループ海外工場向けにも天然ゴムの調達業務を拡大する。また天然ゴムに加えてその他の原材料調達も手がける計画。さらに原材料の在庫管理機能を強化し、より安定的・効率的な調達体制を確立させる予定。なおシンガポール支店は当面存続させ、従来支店が持っていた機能の新会社への移行を進めて行く。
ヨコハマラバー・シンガポールの業務内容は、タイヤ・工業製品用原材料の調達と販売。代表者は小松滋夫氏(非常勤)。従業員数は8名。