日本ゴムホース工業会は5月14日、都内のホテルニューオータニで平成27年度通常総会を開催した。
総会は、各専門委員会の業務報告の件、26年度事業報告承認の件、同収支決算報告承認の件、26年度専門委員会委員長委嘱案の件、27年度事業運営方針案の件、27年度収支予算案および会費賦課徴収案の件などを審議。27年度役員選任案の件については会長、副会長とも重任し、いずれも原案通り全て承認可決された。
総会終了後の懇親パーティであいさつに立った望月会長は「昨年は新体制で臨んだ一年であったが、当工業会の取巻く環境は変化をしている。昨年の生産統計では、3分2を占める自動車用ホースは前年対比減になるものの、編上げホース、布巻きホース、高圧ホースなどは好調だった。しかし、今年の1―3月の統計では、好調なのは布巻きホースだけとなり、それ以外のホースは前年を下回るなどやや低調なスタートとなり、昨年の勢いが感じられない。しかしながら、このような環境の変化あるいは業績の変化に一喜一憂することなく、工業会の歩みをしっかりと全うしていきたい」とゴムホースの動向を述べ、同工業会の意義について「調査統計については、各会員各社に調査統計をフィードバックすることにより、自分たちの目指すべきゴールに向かってしっかりと活動することで当工業会全体を底上げしていく意義があるのではないか。一方で、技術専門委員会はJISやISOなど規格に対する適正化に対して意見を提供していく。このような活動は一企業ではできない活動であり、このような活動を通じて当工業会の意義をしっかりと作り上げていきたい」など語った。
このあと、東部ゴム商組の西山博務理事長が乾杯の音頭をとり懇親会に移った。