バンドー化学 ベルト生産ラインを刷新

2015年05月15日

ゴムタイムス社

 国内2工場で22億円を投資

 バンドー化学は、グローバル競争力を強化すべく、主力のベルト製品の国内加古川工場(兵庫県加古川市)、足利工場(栃木県足利市)の生産ラインを刷新し、製法革新に着手する。

 加古川工場ではコンベヤベルト生産ラインを刷新する。総投資額は約20億円を予定し、今年度は第1次投資として約8億円規模の設備投資をする見込みで、新生産ラインは2016年1月に稼働予定。

 足利工場ではポリウレタン製の精密ベルト生産ラインを刷新。約2億円規模の設備投資を行い、新生産ラインを2015年10月に稼働する予定。

 同社は中長期経営計画”Breakthroughs for the future”(未来への躍進)の第1ステージ(2013年度~2017年度)に向け、指針の1つである「ものづくりの進化」のもと、品質を向上するとともに、生産性の飛躍的な向上を図り、グローバル競争力を強化する。

 バンドー化学は1921年(大正10年)に国産初のコンベヤベルトの製造を開始して以来、日本のコンベヤベルトメーカーのパイオニアとして、多くの顧客に製品を提供してきた。コンベヤベルトは、海外市場を中心に今後もさらなる需要の拡大が見込まれている。足利工場では、1961年(昭和36年)にポリウレタン機能製品(バンコラン®)の製造を開始して以来、OA機器などに組み込まれる多くの製品を提供。OA機器の多機能化、高精度化、環境条件の多様化が進展し、それらのニーズに応える精密ベルトの需要も堅調に推移している。

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