タイヤメーカー各社の15年12月期第1四半期の決算が発表された。各社はいずれも、14年度まで2期連続で売上高と営業利益が過去最高を記録していたが、今期最初の四半期決算は一転して「四社四様」となった。
ブリヂストンは、一般タイヤが日本の販売減を海外市場の伸長でカバーし、売上高は前年同期比3・5%増となった。営業利益は原材料価格低下の影響を売値低下が上回り、ほぼ横ばいだった。
住友ゴム工業は、国内の販売減を北米を中心とした海外販売がカバーしきれず、売上高は同2・9%減となった。営業利益は、天然ゴム相場の低位安定や円安による輸出環境の改善があったものの、海外市場で価格競争が激化し、同34・4%減となった。
横浜ゴムは、国内タイヤ事業が低迷したものの、海外で