オカモト 15年3月期決算説明会開催 北米事業は36%売上増

2015年05月22日

ゴムタイムス社

 オカモトは5月19日、本社で2015年3月期決算説明会を開催した。
 売上高が808億7200万円で前年同期比4・4%増だった。 売上総利益は182億9800万円で、同22億7400万円増加。円安による輸入品と原材料価格の高騰で原価率の上昇はあったものの、工場の合理化効果などがあり、前期に比べ2%ほど粗利が増えた。

 販売費及び一般管理費合計は137億3700万円で、同9億円増加した。運賃及び荷造費が大幅に増加した。その結果、営業利益は45億6100万円で同40・1%増、同13億600万増加。
 営業外収益は18億100万円で同5億円増。営業外費用は3億4300万円で同7200万円の減少。これにより、経常利益は60億1900万円で同42・4%増だった。

 特別利益は1億9900万円。特別損失については15億2800万円。主な要因は減損損失を静岡工場で12億4100万円計上した。
 こうしたことから、28億8000万円で同12・8%増、同3億2600万増となった。

 セグメント別では、売上の59%を占める産業用製品の売上高は478億2900万円、前年同期比6・9%増、セグメント利益は28億7900万円、同35・0%増となった。
 収益増加の大部分は、北米の自動車産業の好調による所が大きく、北米の日系自動車メーカーへの車両用資材の売上が36%増加した。
 岡本良幸社長は「自動車産業に支えられた1年だっ

全文:約1170文字

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー