三井化学は、石化・基礎化など汎用の「基盤素材」中心の製品構成から、モビリティ、ヘルスケア、フード&パッケージという「成長3分野」へのポートフォリオ転換を加速している。
同社淡輪敏社長は経営概況説明会で「14中計」の進捗状況について、「最終年度の16年度に、目標とした営業利益600億円+αがほぼ現実化してきた」と述べた。また、ポートフォリオ転換は順調に進んでおり、基盤素材と成長3分野の営業利益比率は、14年度に5対5と拮抗し、さらに2020年近傍には1対9になるという予測を明らかにした。
現在、円安や原油価格の下落によって