横浜ゴムは5月25日、SUV用タイヤブランド「ジオランダー」のハイウェイテレーンタイヤの新製品「ジオランダ― H/T G056」を7月から発売すると発表した。
同製品は世界的に販売が増加しており、日本でも安定的な人気を得ている中・大型の4×4/SUVをターゲットとしている。発売サイズは285/50R20 112V~215/80R15 102Sの14サイズ。価格はオープン。
同製品は、中・大型4×4/SUVユーザが求める耐摩耗性・耐久性、静粛性・快適性、ハンドリング性能などを追求し、都市やハイウェイでの快適な走りを発揮する真のハイウェイテレーンタイヤを目指して開発した。トレッドパターンには中・大型4×4/SUVの特性に合わせてチューニングした専用パターンを開発。コンパウンドには特性の異なる2つのポリマーに、ウェット性能を高めるシリカと独自開発のオレンジオイルを配合した「マルチコンビネーションコンパウンド」を採用した。さらにレーンチェンジやコーナリング時にもしっかりとした安定感とダイレクトなハンドリング性能を発揮するよう構造とプロファイルを見直した。これにより、従来品(ジオランダ― H/T―S)に比べ、耐摩耗性を21%向上、パターンノイズを13%低減(騒音エネルギー低減率での比較)するとともに、レーンチェンジ時の操縦安定性においてハンドル舵角で4%、ヨーレートで13%改善している。
オンロードを主体とする製品では、すでに都市型クロスオーバー/中・小型SUV向けの「ジオランダ― SUV」を販売しており、今回の「ジオランダ― H/T G056」の発売により日本国内で販売されているSUV用のタイヤサイズを広くカバーし多様なユーザーニーズに対応する。
「ジオランダ―」シリーズは上記2製品に加えて、オールラウンド用「ジオランダ― A/T―S」、オフロード用「ジオランダ― M/T+」、スタッドレスタイヤ「ジオランダ― I/T―S」をラインアップしており、グローバル製品として世界各地で販売している。