横浜ゴムは5月27日、メキシコのアグアスカリエンテス州サンフランシスコⅣ工業団地に完成した自動車用ホースアッセンブリー工場の開所式を5月7日、開催したと発表した。
開所式にはカルロス・ロサーノ・デ・ラ・トーレ アグアスカリエンテス州知事、マルガリータ・ガジェゴス・ソト サンフランシスコ市長、アグアスカリエンテス州に生産拠点を持つカーメーカー、エアコンシステムメーカー関係者など約40名を招待、横浜ゴムから大石貴夫取締役専務執行役員MB管掌が出席した。
開所式で挨拶に立った横浜ゴムの大石MB管掌は「当社は、経済成長が見込まれ優秀な労働力が豊富なこの地にホースアッセンブリー工場の設立を決定し、本日、工場開所式を迎えることができました。ご出席頂きました州知事始め皆様方に厚く御礼申し上げます。新工場で生産効率を高め強固な生産基盤を確立することで、成長するメキシコ市場でお客様の信頼に応えていきたい」と述べた。
新ホースアッセンブリー工場は、横浜ゴム全額出資のヨコハマ・インダストリーズ・アメリカズのメキシコ生産拠点として設立し、2015年1月から稼動を開始している。エアコンホース、トランスミッションオイルクーラーなど自動車用ホースアッセンブリーを生産し、メキシコ国内のカーメーカーなどに販売する。建屋面積は2300㎡。
サンフランシスコⅣ工業団地はアグアスカリエンテス州北方に位置し、アグアスカリエンテス国際空港から車で約40~50分と利便性が高い。また同州は経済成長率がメキシコ国内で最も高く、優秀な人材の採用が見込めることなどが工場立地の決め手となった。