東部ゴム商組は5月28日、東京都港区の芝パークホテルで第37回通常総会を開催した。
総会は新發田和敏氏の司会で始まり、西山博務理事長があいさつ、出席状況が報告されたあと、藤井直行氏が議長に選任され、議案審議に移った。
議案は平成26年度決算関係承認の件、平成27年度における事業計画、収支予算並びに経費の賦課金額および徴収方法決定の件を原案通り可決した。また本年度は借り入れを行わないことも決定した。
任期満了に伴う役員改選が4号議案として上程されたが、選考委員会による氏名推薦方式で理事40人および監事3人が決められ、理事長に山上茂久氏(㈱ヤマカミ)、副理事長に小杉茂夫氏(㈱ミトヨ)、永田嘉男氏(平和ゴム商工㈱)が新任された。
新年度の事業計画は、引き続きベルトホース部会、工業用品部会の活動を通じて業界の改善発達を図ることを方針とする。
新任された山上理事長は「当組合は西山前理事長をはじめ、諸先輩方が築き上げてきた素晴らしい実績と長年の伝統があります。その伝統を継承しながらも、今後新しい時代に対応した組合にしていかなければいけない。当組合は工業用ゴムとプラスチック製品など多品種を扱う商社が集まり、地域も関東甲信越で広域に渡っております。その中でで組合をまとめるのは難しいことだと思いますが、副理事長、常任理事、理事の方々と力を合わせながら組合の発展のために努力して参ります」など抱負を述べた。
また、理事長を3期6年務めた西山前理事長は相談役理事となり、退任のあいさつとして、「6年前に理事長に就任してから3期務め、皆様には長い間ご協力していただきありがとうございました。その期間、隔年開催の商品展示説明会につきましては、皆様方には多数参加していただき、最初は賛助会員だけの展示会でスタートしましたが、今では多くの方に参加していただき、1000人近いお客様が来るほど安定した展示会となりました。組合の中心となる研修会、勉強会などの組合活動はますます活発になってきています。その中で今期から新しい執行部で組合活動を開始します。東部ゴム商組がますます発展するようにご協力お願いいたします」と述べた。
新任の理事は荒井信博氏(㈱荒井商会)、卯木喜昭氏(茅原ベルト㈱)、宇都正之氏(山豊護謨㈱)、塩谷信雄氏(バン工業用品㈱)、白坂富美夫氏(ブリヂストン化工品ジャパン㈱)、中川昌裕氏(藤木商会㈱)、村上太一郎氏(ミサト化成㈱)。また、新任の監事は齋藤信房氏(㈱ナンシン)。
総会終了後は、三井住友銀行市場営業統括部ヘッド・オブ・リサーチの山口曜一郎氏を迎え、「世界経済と日本の今後」をテーマに講演会が行われ、その後、懇親会が開かれた。
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