1~3月の再生ゴム消費 タイヤ向け2年ぶりに減少 

2015年06月12日

ゴムタイムス社

 日本再生ゴム工業会が先にまとめた経済産業省統計に基づく2015年1~3月計の再生ゴム消費実績によると、1~3月の消費実績は前年同期比96・1%の5458tとなった。

 再生ゴム消費実績の製品別内訳をみると、自動車用タイヤ向けが前年同期比97・9%、3523t、ゴム板、ベルト製品などの自動車タイヤを除く工業用品向けは同92・9%、1935tとななった。タイヤ向けは2013年1月から24ヵ月連続で前年同月実績を上回っていたが、本年に入り需要ダウン、3ヵ月連続で前年同月実績を下回っている。工業品向けは2014年10月から連続5か月間前年同月実績を下回っていたが、3月に入り同102・1%と浮上し、3月単体は昨年の月間最高実績であった725tに次ぐ722tとなった。全体的にはタイヤ、工業品向け共に消費増税前の駆け込み需要が旺盛であった前年同期に比べると、その反動が見られる。

 

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